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歯周外科とメンテナンス
 

超かんたん技工に必要な歯周学(5)

歯周外科 2-6
   私自身歯科技工士で実際に患者さんに触れるとこともできなく、超かんたんシリーズといっても歯周学なるテーマでここに記載することすら憚られるのに歯周外科の説明はとてもできません。
目的と分類のみを記載しますのでご自身で聖書などお読みになり学習してください。
歯周外科の目的
歯周外科とは単純に説明すると、ポケットを清掃しやすいサルカスにするのが目的なのです。
疾病の診断で歯肉炎や歯周炎で多く病名に分類され、また診査で部分的に悪化している箇所もあり各歯牙に対してそれぞれの処置がなされなければなりません。
しかし、下記の外科処置を行っても手術することで失う組織もあり、健全な歯周組織に回復することは現状の医療では不可能と思われます。
特に分岐部病変への対応は歯周疾患では総括的処置であり、最悪は抜歯という究極の処置に至ってしまう歯牙も現れるでしょう。

歯周外科の分類      
  軟組織切除療法  硬組織切除療法   
    ・歯肉整形術   ・骨整形術  
    ・歯肉切除術   ・骨切除術  
    ・歯肉歯槽粘膜手術   ・根切断  
    ・歯肉弁根尖側移動術      
           
  組織付着療法  再生療法   
    ・遊離歯肉移植術   ・歯肉弁歯冠側移動術  
    ・歯肉弁側方移動術   ・骨移植  
    ・歯肉弁剥離掻爬術   ・組織再生誘導法  (GTR)  
    ・口腔前庭開窓術   ・骨再生誘導法  (GBR)  
    ・口腔前庭拡張術   ・エムドゲイン  

 
メンテナンス 2-7
リコール
  患者さんが行うセルフケアでは除去できない部分に発生するバイオフィルムを破壊するには2〜3ヶ月に1回は定期的に検診する必要があります
PMTC
  Professional Mechanical Tooth Cleaning
細菌が付着する環境を少なくするため専門家により、機器や器具でフッ化物入りペーストを用いて、すべての歯面とその周辺のプラーク(歯垢)を除去する方法です。