齲蝕のメカニズムとリスク
食生活とプラークコントロール
齲蝕予防(フッ素・シーラント・キシリトール)
 

超かんたん技工に必要な虫歯予防学(3)

虫歯予防の三種の神器
・フッ素
・シーラント
・キシリトール

フッ素  

フッ素といいますと歯科医院で予防のため歯に塗布されていましたが、最近は歯磨き剤にフッ素が配合されてるものが多く市販されています。それほどフッ素の効果が一般に認識されてると思われます。では、どのような使用方法と効能があるのでしょうか?
方法
1.フッ素歯面塗布法
2.フッ素洗口法
3.フッ素配合歯磨き剤

効能
歯の表面を酸に強い性質につくり変える
初期齲蝕の再石灰化を促進しプラークの生成も抑える
初期の歯肉縁下齲蝕にも有効
歯肉退縮し歯根が露出してる方の二次齲蝕防止に

シーラント  
崩出直後の大臼歯は溝にエナメルが入り込み深い裂溝を有する歯牙がよく見られるようです。このような深い裂溝は細菌の温床になりますブラッシングでは取り除くことができなく齲蝕発生率が非常に高くなります。
そこで安定期までの期間咬合面の裂溝をレジンで埋めて虫歯の予防をするのです。レジンはフッ素徐放性を有しており徐々にフッ素イオン
を放出するように作ってあり、流動性があるため溝だけ埋まるようになっています。

キシリトール  

キシリトールは天然素材で砂糖以上の甘さがあるのにカロリーが低く野菜や果物にも含まれており、とても安全な甘味料なのです。
キシリトールは、歯垢中で酸をつくらない糖質で虫歯のもととなる酸が発生しません
1. 1日3〜5回食後にキシリトールガムをかむ。
2. ガムならば甘味料として50パーセント以上キシリトールが含まれているものを買うこと
3. フッ素と併用することで予防効果倍増

2005年8月19日  読売新聞 夕刊より
秩父市
今井歯科クリニック  院長 今井美行先生 ”たのしく虫歯予防”
http://www.chichibu.co.jp/~imai8028/index.htm
 
詳しくは
こちらへ

レーザーの活用
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多くの場で使われる歯科用レーザーの用途です 。
・初期虫歯の治療
・歯肉色素沈着の除去
・歯周病
・歯肉の切開
・変色歯の漂白
・象牙質知覚過敏
数種類の機器が発売されていますが、症状によって使い分けされてるようです。
・Er.YAGレーザー
・Nd.YAGレーザー
・炭酸ガスレーザー
・半導体レーザー