|
|
超難解 総義歯学(2) |
義歯の成否につながる筋肉(上顎) |
義歯床の床縁は顎骨に付着する筋肉ならびに小帯さけることで義歯床の外形ができあがる訳で、決して術者の勘や思い込みで決まるものではありません。 そして、嚥下運動や咀嚼運動によってこの筋肉の付着部位や活動様式がデンチャーの辺縁や外形に影響を及ぼすのです。したがって義歯辺縁に相当する筋肉の機能と動作をここで学習し避ける筋肉と含む筋肉および舌運動を検証します。 |
@上唇小帯 | ||
正中に存在する1条のヒダで小帯の中で最も発育がよく、印象時には小帯の活動範囲を再現しにくく意識して技工作業時に避けなければならない。横方向より縦方向の回避を心がけておくべきかと思います。 |
||
A前歯部口腔前庭部 | ||
上唇小帯で左右に二分され口輪筋や鼻筋等で上方に延ばせないが、筋肉の方向が横や斜めに走行してるから義歯の移動にあまり影響をあたえない。 しかし、印象時に大きく開口するため薄く・短く印象が採れることが多いように感じます、開口による翼突下顎縫腺の固定で口輪筋が左右に引っ張られるため採りにくい箇所でもあります。 したがって、床縁の厚みや長さは各個トレーや印象用義歯に、この時点で再現されていなければ求める印象が採れないでしょう。 |
||
B頬小帯 | ||
口角の位置を固定するためにある頬小帯は口角の運動に伴い左右に移動するので義歯相当部は多めに避けておかなければならない。横方向・縦方向の回避を心がけておくべきかと思います。 |
||
C大臼歯部前庭部 | ||
D臼歯部遠心端(筋突起部) | ||
E翼突下顎縫線部 | ||
F後縁部 | ||
んーー進まない、しばらくおまちください | ||
義歯の成否につながる筋肉(下顎) |
@下唇小帯 | ||
A前歯部口腔前庭部 | ||
B頬小帯 | ||
C大臼歯部下縁(頬棚) | ||
D咬筋グルーブ(咬筋の影響を受ける) | ||
E臼後三角 | ||
F顎舌骨筋部 | ||
G歯槽舌側溝(オトガイ舌筋と顎舌骨筋部の挟間) | ||
H舌小帯 | ||
しばらくおまちください | ||