はじめにお断りしておきます。このページ以下を御覧になる方は
これから先に明記されています事柄を御理解していただけたものと解釈させて頂きます。
紹介する機器は常に危険を伴い最大5kgf/cm2の圧搾空気を使って作業しますので、決して皆様に薦める物ではありません。
安全かどうかの確認も解りませんが、当方が自分の責任で作りましたものを紹介しているだけです。
ですから
これをご覧になりご自身でお作りになっても当方は一切の責任を負いません。
「自作は自己責任で!!」
この件に関してあなたの身にどんなことが起きようと当方は一切の責任を負いません。

 

吸引加圧成型器自作する @

最近はネット販売も充実して、素人でも検索機能を利用すればあらゆる商品を揃えることができます。
今までは、素人が1個から購入することが出来なかった物まで簡単に購入できるようになりました。
ネットで注文するとには割高になることと送料の発生は覚悟しなければなりませんが、しかし販売側から見ると1個からの取り扱いにべらぼうな価格を付けられないし、購入者側からすると希望する寸法でカットしてもらえて労力が省け割安だと感じます。また購入するために旅費を使う事を考えると送料を加算されても安い思われます。
素材やパーツの種類もホームセンターより格段に揃っていて、それらを選択する知識と自身が持っている機器の限界を知っていれば意外と簡単に試作なども出来るのではないでしょうか。特にメーカーのホームページも充実していて、個人が電話で問い合わせても誠実に答えていただけます。
また販売店には大きくて効率の良い機械が備わっていますので、自身で不可能な箇所はお安く加工をお願いでき小さい加工や複雑な部分のみに集中して作業時間を短縮するようにします。
1個のパーツが100mm×100mmまではミニ旋盤や卓上ドリルで充分作ることができます。



それでは、今回使用した機器です。
      ミニ旋盤
      卓上ドリル
      グラインダー(バイト及びドリルの刃先研磨用)
      ハンドエンジン
      ノギス
今回購入した素材と在庫材料です。
ステンレス管 外径Ф101.6 内径Ф97 長さ40mm 1個 \1,400 (2個購入時の価格)
アルミ管 外径Ф140 内径Ф100 長さ11mm 2個 \1,300×2 (4個購入時の価格)
アルミ棒 外径Ф110   長さ40mm 1個 \2,036 (2個購入時の価格)
白銅 小口SHOPより購入         

真空発生器 (ピスコ)    1台   ¥2,000
ストップフィテイング   1個   ¥580
チューブフィテング   1個   ¥240
PISCO S−netより購入        
             
三脚コンロ  300W  1台     ¥1,700 
坂口電熱より購入        
             
ステンレスクリップ     2〜3個 ¥150
ホース 外形Ф6   3〜4m 在庫
スプリングピン Ф4.0 長さ35mm 3本 ¥50
バルブ(コンプレッサー側と真空発生器の間に)     1個 在庫
             
既存機器        
圧力釜(平和アルミ製作所)      1台
レギュレーター(既存部に装着済み)      1個
※上の画像は作業終了時の状態です、 レギュレーター左に ストップフィテイングのパーツが装着されています
 
 

下の図は完成模式図で,簡単に説明いたします。
別の場所でプラスチックディスクを加熱し、軟らかくした状態で模型に圧接したのち真空発生器で下方より吸引して密着させ、その後残存する気泡を除去するために、素早く圧力釜に入れ圧搾空気で加圧します。
模型側は真空状態でプラスチックディスク上面は当方では
2kgf/cm2で加圧しています。現在は試験中ですので圧力は控えています。
細かいサイズは後ほど記載しますが、理解できるでしょうか。