きょうの臨床
 
歯冠長の短いコーヌスデンチャー完成              2011.5.20
 
遅くなりました,いよいよ説明を  

ここまでのステップ撮影はしておりません.
ただ,データベースに残したいために,内外冠作製時と完成時だけ撮影しました.

症例説明
歯冠長が短く,挙句に舌側に巨大な骨隆起があり,維持力,リンガルバーの形態,欠損部人工歯の強度などなど,心配のタネが尽きない症例でした.当然,仮義歯の欠損部にも人工歯が並んでいません.


側方 から見て,脚部の位置と咬合平面との距離は2mmも無かったと思います.
さらに じ じ 実は,左右55もフェーシングを希望されたのですが,米粒2個ほどのスペースを白くしても不細工になるだけで,丁重にお断りいたしました.


いきなり完成です.
外冠の脚,メタルプレートの維持部,メタルティース,その合間に床用レジンと何層構造になっているのか判りません.


問題点
@ 歯冠長が短いため維持力を普段より強目にして内外冠を作製したのが,裏目に出て.
患者さん自身で外れなくなり,内面の調整を1回行った.
A 例えどんな硬いレジン歯でも,このスペースに入れれば破折までは数ヶ月もかからないであろう,そこで已む無くメタルティースにした.
しかし,どのような位置に咬合接触させるか悩んだ末に,77遠心部は空かせることにした.
B また88のレストが,55の歯根破折の防止に役立つことを前提に88のクラウンを前もって作製した.
それなのに・・・プレート作製時に,88のレストが折れないように厚く作ってほしい,調整は当方で行う旨の連絡をしていたのに,対合歯の関係もあろうが右側を薄く完成されてしまった.もしも,これが折れるとメタルティースにしたことが裏目に出てしまう. トホホ
C 完成してから左下3とメタルプレートをコネクトしておけばよかったと,今更ながら後悔しています.


アトムさんから,解説する前に,以下のような鋭いメールを頂きました.
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歯冠長が短いうえ,オマケに骨隆起?のあるコーヌス
綺麗にまとめ上げていますね。

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とても嬉しいコメント,ありがとうございました.
更新する 気力が沸いてきました.
 
 
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