きょうの臨床                           
 
ASTRA Debut                  2009.12.17
 
当サイトをご覧頂いている方々に、個人鍋(掲示板)にご協力を<m(__)m>。

ASTRAのフクスチャーとアバットメントの嵌合が、今まで経験してきたインプラントに比べ特殊で、SGCの形態などで戸惑うことになりそうです。
経験豊富な方々、装着時や予後でトラブルを起こさないために、前もって注意点やアドバイスをいただけないでしょうか。(BBSに)


現在の状況は 、右画像のようにキャスト-トゥアバットメント(4.0ST)でインデックスを作成して咬合採得をお願いしているところです。
尚、作業が進む都度、順次アップロードする予定です。
次回のアポイントは咬合採得の予定で、インプラント上部構造はゴールドクラウンになります。
以上、よろしくお願いいたします。
 
ASTRAのその後                    2010.1.7  
左コンテンツのImplant 素材にAstra Techフィクスチャーのデジタルデータを載せてあります。
Adobeのイラストレーターがあれば開けますが、今後JPG方式でも載せるようにします。

イラストが完成次第、順次掲載していきます、時間があれば・・・。



この症例の外冠はゴールドクラウンになる予定です。
したがって、76の咬合面は今回のマウントで決定されることになり、慎重に行いました。
まずシリコンバイト材の抜けている部分をマーキングし・・


修復部位のみにバイト材を挟んでマウントします。
その後、咬合紙でマーキングされた部分を削除して、マウント前にマーキングしたエリアと同じようになるまで繰り返ます。


とりあえず最終形態を回復し、SGC部分を決定いたします。
それからマージン位置をマジックでマークしミリングに入ります。


下手なミリング終了、頬側。
今回の症例は歯冠長が短いため、それぞれの頬側と6部近心・7部遠心にグルーブを与えました。


ミリング終了、舌側。


クリアランスを見るため、Hu-Friedyのプラスチックプロ−ブを採用しています。
既存のマーク以外に、自分でマジックでマークしてあります。
赤の部分はクラウン用1.5mm、緑部分はPFM用2.0mmに。
内冠完成。
 
ASTRA終了                  2010.1.21  


説明が遅くなりまして、申し訳ありません。
内冠研磨終了後、スペーサーのTRU-FITを隅角部及び軸面途中まで塗布して、ワックスアップ完了。


アバットメント試適して外冠を連結後、アバットメントを口腔内に留めて置くために、プロビも同時に作成しました。


口腔内にアバットメントをスクリュー固定した状態。
ここで、読者から突っ込みが・・・

アバットメントマージン付近をサンドブラストをかけて荒くし、仮着材の溶出を防止するほうがよいのではないかと。

確かに言われてみて納得しました、次回は忘れずにトライしてみます。


感想
今回はじめてASTRA インプラントを製作してみましたが、埋入が深ければ或は粘膜が厚ければアバットメントの特殊な形態はあまり問題にならないように感じました。
また、STインプラントとキャスト−ツゥアバットメントとの回転の遊びはあまり感じませんでしたが、今後検証していきたいと考えています。
 
      
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