きょうの臨床 2006.12.04 |
コーヌス内冠・外冠・その他 |
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54の片側コーヌスの作業ステップです。 欠損補綴学でも書きましたように片側コーヌスは通常はお断りしています。 しかし、このケースでは主訴が現在装着されているコーヌスの外冠に穴が開き再製作を希望されていましたし、他に問題がありませんでしたから実施いたしました。 2本とも有髄歯でクリアランスも少なくネガティブを減らす目的でコナトアを頬舌5度まで傾けてワックスアップしました。 6度のセラミックツールにて加熱しながらワックスを取り除いています。 支台歯には熱による変形を防止するためにプラスチックコーピングを採用してあります。 キャスト・KAVOのディスク研磨機で研磨終了 内冠を先にセットして落ち着いてから印象に入るため、それまでに装着しておくTEKを作成しておきます。 外冠・TEKの詳しい説明はここ 内外冠の維持力は一歯単位で設定してあります。 内冠・外冠・TEK・個人トレーとドクターへの伝達事項を記入し発送いたします。 義歯仕上げ 2006.12.24 外冠引き上げ印象後、模型製作・ロウ着・硬質レジン完成 メタルプライマーよりオペークプライマーの方が経験から接着強度があるようです、メタルプレートを埋入しないときは使うようにしています。 人工歯にA4の在庫がなくA3.5で仕上げました。ごめんなさい! 重合後はお約束のリマウント・咬合調整へと進みます。 人工歯の6が頬側のB点しか接触しませんでしたので、7はB・C点を接触させ咬合による 頬側へのローテションを避けるようにしました。 また7遠心は咬ませません、支台歯より遠い部位での咬合は延長部が長いほど残存歯にかかる 負担が大きいと思いまして。 ケルバーの理論とは違うかも・・・ ベストはリンガルバーで反対側にコネクトして横揺れを防止すことと考えます。 後で解りましたがA4は山八以外では発売されていないようです、国産では。 完成(片側コーヌス!) |
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