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磁性体のセッティングの為の実験 な〜んちゃって\(◎o◎)/!      2009.2.6
 

頭の中の思いが、文章にならない。
気持ちと説明文が一致しない。
書けね〜〜ョ。
でもお約束 だ・か・ら

記憶が定かではないが、10年ほど前までは石膏レプリカを作業模型に接着して重合し、マグネットのスペースを与えた義歯を納品していたようにかすかに記憶しています、でもある時期から全ての症例で重合時にマグネットを埋入し納品するようになりました。
確かチェアサイドで取り付ける難易度と、即時重合レジンで付けた後の不細工が納得できないとドクターサイドから相談があり、もし問題があれば外して付け直すということで、実行したように覚えています。その結果今まで外すこともなく、重合時に埋入する方法は当ラボでは暗黙の了解になっております。

取引歯科医院でマグネットを採用する条件は骨植が弱く、コーヌスデンチャーの支台歯として期待を持てない歯牙が多く、もし骨植が良ければコーヌス支台に組み入れるし、それが例え1本の残存であってもコーヌスデンチャーになることが多いのです。
そのためマグネットを採用する症例でもコーヌスデンチャーとのコンビネーションが多く、リジッドサポートデンチャーになることになります、しかし仕上がりが具現化されているかは疑問ではありますが。

さて、この症例ではマグネットがコーヌス冠の間にありリジッドデンチャーと
考えてよいと思います。
装着当日に内外冠の維持力が出ていなければ、テクニカルエラーや重合時の収縮などのマテリアル由来の位置変化が生じていたと考えられるが、少数歯支台の今回の症例はフィットチェッカーで適合試験を行っても根面板の辺縁に少し当たりがあったくらいで、維持力も設定どおりに発現していました。
つまり、リジッドデンチャーでは印象された模型に適合する義歯を作成することは、技工士の命題であり『なじみ』による沈下等はどこかにエラーがあったと判断しています。勿論、ラボサイドで設定した維持力、粘膜面、ボーダー、歯肉形成面、対向関係が調整されることなく終了することを目標としていますが、印象されたものを基本としてチェアタイムを短縮できるかは技工士の腕次第だと思います。
それが例え総義歯であっても、チェアサイドで無調整か調整を少なくするような努力をラボサイドで実践されていなければならないでしょう。


結果、骨植の良い歯牙でフレキシブルデンチャーに組み込まれるマグネットはチェアサイドで取り付ける。一方リジッドデンチャーを目指すなら重合時に埋入しても、粘膜との関係は印象時ののままを維持できると想定されます。
そのためには、各ステップの見直しや、作業模型に精密に適合するレジン床が不可欠になってくる。そこで今年になって、“ぴんぽんまんさん”と連携して総義歯床の適合精度を向上する研究を開始しました。彼はDSシステムを当方はイボカップシステムを持ち、各自システムの特徴と欠点を補なって、より高い品質を目指して試行錯誤しているのが、このテストピースの画像です。実際機器で計測している訳ではなく、目視で精度を判定し重合方法による精度アップを模索しているのが現在の状況です。


長々と説明してきましたものの、茶々丸さんの質問の回答になっているのか、独断で間違った論理でないか、或は的が外れているのではないか心配です。
異議を唱える方も多いかと思われます、当方の論理に間違いや追加があれば“超ぷち”にお書きいただければ、嬉しいです。

 

 
TIT Congress Japan 2009  『北の爺から2009冬』Party      2009.2.14
皆様お疲れさま、そして幹事の蜃気楼さん・ヨシムラさん・じるぅさん・献身的なjijikoさん達に感謝
 さらに、遅くまでお付き合いいただいたにも関わらず、翌日も素晴らしい講演をされたお二人のspeakerに感謝いたします。
もし写っていない方がいればゴメンなさい。



 
 
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