最新記事                         2006.10
 
印象用コーピングについて                2006.10.22
前から疑問に感じていたことで、最近それが原因で少しトラブルがありました。
印象用コーピングヘッドのドライバー穴に印象材が入ったまま、ラボサイドで準備したものを挿入し模型を作ってしまいました。
同じものを入れれば問題が生じなかったかも解りませんが、コーピングヘッドのドライバー穴の角度が違うと0.15mm前後レプリカのプラットホームの高さに狂いがでてくるようです。
寒天かワックスを入れて印象すれば誤差も少なくなるようですし、また最善は口腔内と同じ部位に同じ角度で挿入することをお勧めいたします、音がするくらいに入らないと何処かにミスが発生していると思ってください。


画像はノーベルのものですが、クローズトレーのときはラボサイドで印象内面を注意深く観察し突起があれば取り除いてから模型を作るようにしましょう。


 
インプラント補綴と歯間ブラシ                2006.10.19
 
昨日お得意先の衛生士さんと1時間ほどお話しする機会がありました。
お話というより表題の件でインプラント補綴のメンテナンス時にセルフケア、プロケア時に問題となっていることや他に気づいたことをお聞きできればと目的があって伺ったわけです。
インプラント補綴については解明されていないことが多く現在は試行錯誤しながら治療されているように感じています、
したがってセルフケアに限って清掃結果からの問題点のみをクローズアップしていただきました。
歯間ブラシはプラスチックコーティングされたものを選択することと、サイズ選択についてはできる限り残存歯も含め1本で済ますことを目標にして欲しいとの要望でした。

しかし、歯間乳頭がある残存歯部と天然歯が横にあり側方に乳頭がある場合と、インプラント間のように平坦になっている部位があり下部鼓形空隙の形態は、それぞれ充分に吟味しなければならないと痛切に感じて帰ってまいりました。
まず患者さんのお使いのサイズを前もってお聞きすることと、ガム模型と口腔内のギャップを探ることをクリアしたいと考えています。
 

帰りに私のインプラントのプラーク停滞部位と清掃方法と教わってきました、有難うございました。
なお医院お勧めのアソートをいただいてきました、8サイズ入っていますが目標を何処におけばいいのか?悩みます


 
'06 QDTシンポジュウム  U                 2006.10.17
 
新たな疑問 Gull wing & V:H=1.5:1について
日高先生、榎本先生、南先生の講演で出てきましたキーワードで、最近の行田先生の「修復物マージンと辺縁歯肉組織の関係を再考する」の論文とリンクするようで私自身頭の中が整理されていないのでここに記載するにはお時間をいただきたいと思います。
解説するには画像、図説等も必要で暫くお待ちを・・・・

キーワードは辺縁歯肉の厚さ(Thickness)のようです

 
'06 QDTシンポジュウム T                  2006.10.15
 

14−15日は横浜での06 QDTシンポジュウムに参加してきました。
今回は終了後に”保母先生を偲ぶ会”の式典がありどうしても出席したくシンポジュウムに行くことになりました。式典は1000人以上もの方々の中で執り行われ、参列者の中に有名な諸先生方や教え子も沢山参列され保母先生の偉大さを改めて感じました。ここでご冥福をお祈りいたします。

さて、初日は次世代を担う歯科技工士たちがメインテーマで内海賢二さんの講演を聞こうとしましたところ、メイン会場やサブ会場も満員御礼でドアから先進むこともできませんでした。
そこで、 歯科衛生士さんのシンポジュウムの「インプラント治療におけるメンテナンス」と「めざせ!ペリオおたく」を受講いたしましたが、周りは全て衛生士さんで男性は(技工士?)2人位しか見当たりません、ハーレム状態で浮いていました。
山本浩正先生の講演は参加する第二の目的でもあり2時間の講演を立ち見で聞いてきました。衛生士向けとしては実銭は少なかったがペリオを理路整然と解説されていました、とても楽しく有意義な講演でした。
なお先生はレッツ・エンジョイ ペリオや多くの論文、書籍をお書きになっており、センテンスが短く図解を多くしてペリオを解説されています。技工士の私がファンというのも変ですが、いつも楽しく勉強させてもらっています。
残りの時間はドクター向けの講演を聞きたくてAホールに入ったつもりが、QDTシンポジュウムの?ホールにいました。仕方なく聞いていましたが審美ばかりで途中で退室してしまいました。
初日はシンポジュウム、偲ぶ会、IDA OB会、家に帰ってから仕事ととてもハードな1日でした。

2日目はDT&Drのコミュニケーションワークの7題聴講するつもりでしたが、起きられなくて1題聞きそびれましたOOOさん申し訳ありません。
残り6題の受講は辛かったが、たいへん聞き応えがあり座長の桑田先生も熱く語られていました、私の目的を叶えてくれた内容は片時も眠ることはありませんでした。
日々の疑問に光明を与えていただきました4×2=8人の先生方有難うございました。
また新たな疑問を与えていただきまして、感謝 感謝。
新たな疑問 Gull wing & V:H=1.5:1

後ほど解説したいと考えています。



 
           
 
Copy right by ooyama