コナトアの問題点 or アクティブセーフティー      2007.3.4


コナトアという機器をご存知ですか? 左の画像の青い部分から下のものです。
デグサから発売以来20年以上経っていますグッズで、コーヌスクローネの内冠と作るときには必須の機器です当ラボでは。
0°〜6°の範囲内でしか傾斜させることができなく、内冠を6°で形成すると着脱方向にはアンダーカットが出来ないと言う優れものなのです。
以前より、疑問に思っていたことを昨年から実践していることと、最近自身でテストして新たに判った事実をお伝えしたいと思います。これもいずれ ”新発見or欠○?” に掲載する予定です。
サベーヤーに6°のテーパーピンを咥え(←卑猥)コナトアを0°にして6°のテーパーピン咥えた状態が右画像です。
お互い6°であるから隙間も平行に現れることで精度を確認いたしました。

しかし0°といっても当ラボのものは 0セツティングで は少し手前でストップし、6°は6.5°くらいまで停車位置を通過してしまいま〜す。
オーバーラン or 経年的ガタ m(__)m




そこで順番に0°〜6.5°まで隙間の変化を追ってみようとテストしてみました、徐々に隙間が無くなり機能してることは充分確認できましたが・・・・
6.5°でも少しのアクティブセーフティー のマージンを設定してあるように感じました。
開発者の意図で危険回避のため設定したと考えられます、購入時マニュアルに記載してあったかは覚えていません

つまり最大傾けても6.5°の隙間の2倍、着脱方向に余裕があり正中(一方向)から見た審美領域にできるネガティブを幾分少なくすることができるのではないかと考えました。
今までは危険を回避するために大きいケースほどコナトアに角度を与えないようにしてワックスアップしていました、しかし上記結果では6°傾けても余裕があるようで最近は6°でワックスアップしメタルになってからサベーヤーで確認しながら審美領域のネガティブ部分を削合しています。
この新事実は、私が知らなかっただけかも・・・(-_-;)

患者さんが入院してストップしている症例では画像が無く説明しきれません、今後新規の症例で詳しくアップしたいと考えています。


           
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