きょうの臨床 |
コンビネーションデンチャー完成 2008.7.14 |
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前歯と最後臼歯が残存しているとそれぞれの歯軸の違いで着脱方向に無理が生ずる、それをコーヌスデンチャーで修復するのは酷である。 途中、右上犬歯は動揺が治まらずマグネットに変更 、咬合高径を少しアップしたので左上7番クラウン上に大きなレストでバーチカルストップを付与。 外冠足、スケルトン、マグネットが邪魔して32 23の排列が唇側よりになった。 維持力を発現させるには全体で咬合接触させる必要があり、硬質レジンを添加して舌側の空隙を埋めた。 左上2番も盛るべきだった。 22が唇側に位置し、また長いのが気に食わない。 完成 この症例で今後起こりうるトラブルは、まず32 23の人工歯脱離、次に予後不良の犬歯と左上7番の抜歯かな・・・どうにも破壊を止めることができず、そのスピードも緩めることもできないであろう、私の力では。 |
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立ち会ってきました。 |
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まだ若い患者さんで受け入れていただけるか心配でしたが、無事装着できとても喜んでもらいました。当初インプラント希望で来院されましたが、上顎は骨量不足でそれも叶わずコーヌスデンチャーに、下顎左下はインプラント予定です。 |
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