先ほど下記症例の装着に立ち会ってきました。上顎のコンプリートデンチャーも同時作成しました。
結果は上下A3.5の人工歯をを使って仕上げたことで下顎の残存歯との色調の差が数段あり、患者さんの承諾が得られるか心配して手鏡をお渡しました。
試適時にご自身のシェードに合わす事の可否をお話しておきましたが、本番ではとても心配でした。納得はしていただきましたが、今後の機能性の満足度が高ければ色調も許してもらえると高を括っています。
ともあれ、吸着や咬合・フィットには問題がなく数箇所内面と咬合面を削合して帰ってまいりました。
但し、機能性や咬合位の確立の成否は今しばらく判定できません。 2007.11.20
2日間かけて完成、次のケースの納品が迫っているので画像のみ、ご勘弁を。
対合の残存状態によっては、構造設計上取り入れる支台歯の数も違ってくると思われますが、
このケースではフルデンチャーなので、このような設計でも持ちそうな気がします。
ただ、ガッチリとした体格の男性なので予後には不安が残ります。
所々、気泡に黒いルージュが・・・
ガイドタブは左からA4、A3.5、A3です。
カメラが違うからか腕が悪いのか判りませんが、シェードガイドの色が違います。
控えめな色調に心掛けたが色が合わなかったら、どうしよう。