前歯4本欠損部に 3本のインプラントが埋入され、何故か正中付近の1本が極端に舌側に埋入されているケースについて補綴物を作成しながらメンテナンスを考えてみました。
咬合関係から中切歯の位置はおのずから決定されていますし、逆に舌側にあったからこそ形態を自由に作ることができたとも言えます。
メンテナンスはセルフケアーを重視し、インプラント体付近と歯肉に接する基底部の清掃について考慮し、形態を作っていきました。
まず、メンテナンスを考えないで咬合と審美優先で形態修正を完了し、そこからメンテナンスし易いように削合していこうと考えました。歯肉部分に接触するセラミックは少々のオーバーハングでも構わないから粘膜部は滑らかにするためペーパーポイントをかけたのみです。
左がスーパーフロス(東急ハンズ)でも売っています。
右はTePeの歯間ブラシ(8種類)とOralCareのInpro インプラント専用ブラシでオペ後のケア、メインテナンスに使います(ご指導いただいたDH安武さん感謝)。
歯間ブラシとフロスの固い先端部を通しやすいように溝を入れました。
粘膜とセラミックの間は太いスポンジ状のフロスを入れられれば、少しは安心できるので。
また、 歯間ブラシはPinkが中間部でストップして入らないくらいですが、口腔内では問題ないだろうと予測して画像の上から3枚目、4枚目くらいにしておきました。
私がプロビ時にトライしたときフロスが入らない箇所もありましたので、明日再度確認して装着となれば嬉しいです。
上の画像でTepeの歯間ブラシが赤とオレンジが逆になって撮影されています、オレンジのブラシが2番目に細いブラシです。
模型ではピンク0.4mmの最小ブラシが貫通する少し前でストップしましたが、口腔内ではオレンジが簡単に通すことができました、最小のブラシが通らなくても目視で舌側が見えれば問題ないようです。
ただし、部位が違ってもサイズの同じブラシを通すように開けるのは、とても難しいと思いますが。
スーパーフロスも簡単に通りましたから、慣れればご自身でメンテナンスできそうで安心して帰宅しました、ただ今日は歯肉の状態が悪く撮影していません。
また、プロビでは発音し難いと訴えられていましたが、メタルになり出っ張りを抑えたことで気にならなくなったそうです。 2007.7.3
ホワイトバランスの設定が悪く、旨く撮影できません誰か、教えてください。
完成
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