きょうの臨床                     2007.3.28
 
コーヌス完成
 
本日担当の先生から電話をいただきました。
コーヌス外冠の内面は一切調整もなく、患者さん自身で取り外しができる。
2日目に臼歯部を咬合調整したが、義歯粘膜部はさわっていない。
右の義歯部は咬合しているも、噛み応えがない。との事

21127は咬合させていない。

今回はロウ着精度がとても良く、今まで行っていたロウ着後の修正をしないで完成しました。
振り返ってみると咬合調整が多かったのは そこに原因があるように推測されます。
A先生ご連絡有難うございました。
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右上1の状態が悪く短期間で抜歯を余儀なくされると判断し、コーヌスデンチャーを選択しました。
判り難いですが、 右13の内冠は ”コナトアの問題 or アクティブセーフティ” で解説しましたように 2面で研磨しネガティブを半分にしています。


外冠ワックスアップ終了


形態修正後のレジンは大きく感じられませんでしたが、口腔内では大きく感じました。
ストロボで歯間部分が明るく撮れるからでしょうか?上の画像はストロボ無しで撮影しました。
そしてお約束の白塗りです、硬質レジンがチップしないように掘り出すには、模型作成時にレジンを外冠マージンより0.5mmほど手前でとめておく事です。
あとは根気あるのみ。


最後は珍しく少し凝った撮影で。


装着直後の画像です、右側の外冠が浮いているようで今日は咬合調整を控えめにしてお帰りいただきました。
反省 (歯間部を開いて、4前歯を小さく見えるように した方が・・・大きく開口しなければ問題ないようにも感じますし判断つきません。)
患者さんの要望もお聞きして、臼歯部をメタルオクルザルに する際に修正しようかと思います。

 
      
 
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