欠損に対合する歯牙が挺出していて咬合平面に問題もありますが、もし私が患者でしたら、この平面のままで進めてもらいます。修正するには右下76の抜髄に至るので・・・。
それは置いておき。
将来上顎の補綴が戻ってくることが約束されているなら、自身の作った補綴物の評価ができる症例だと思います。
上顎はインプラントのプロビのみで、いずれ下顎が対合の模型として戻ってくる際に、今回作った咬合面や切端がどのくらい咬合調整で削られているかでマウント方法やロウ着の評価ができると考えています。
”無調整技工物をめざして”を標榜してる私としては、結果が気になるところです。
また、歯肉とカンツァーの関係も評価もできるのではないでしょうか。
そのためにあらゆる方向からの画像を保存しておくことが大切です。
データーベース化して経年的な変化も取得できるようにしておきましょう。