きょうの臨床                        2006.11.29
 
インプラントメタルトライ
 

アバットメントレベルをオープントレーにて印象
したがって、印象用コーピングを口腔内でレジンで連結してから印象しています。
右画像はプロビジョナルのインデックスをあててゴールドコーピングを削合しました。


プロビを参考にワックスアップ完成


前方4本のアクセスホールはメタルにしました、考えも無く・・・


念のため先に1ユニットのみ鋳造して埋没条件を模索しました、最近寒くなりましたから?


インプラント2本を1ピースとして鋳造・適合しました、埋没材はGーCセラベストGを原液で
埋没


カットすることなく適合しました、左はレーザーにて仮着した状態です、左上2本は後ロウの予定です。


メタルトライ&レジン試適
インプラントトラブル!;@_@)ノ   完成 2007.1.6

正中線の修正と左側の前歯・犬歯を少し長くしてほしいと要望されました


下顎模型に記入の数字はオーバージェットの量です
切縁のポーセレン部が3mmほどになり、危険を感じ左犬歯切端部にメタルをプラスしてから築盛しました


完成 後ロウ着を残すのみ


500℃付近覗き窓から見ていると横にくっきりとラインが・・・・・
ワァッ〜〜〜〜〜クラック発生

グレーズをやり直すと消滅するのですが、後ロウ着で昇温するとピリッ音がしてクラックが発生します。
2回繰り返しましたが防止できません、深夜3時間ほどかけてポーセレンをすべて削り取りました
冷静に振る返ってみるとグレーズ終了後、舌側の同じ位置に段差がありました。
つまりグレーズ昇温時500℃付近でクラックが発生しグレーズ焼成温度で消滅したと思われます。


右1にメタルをプラスして再度挑戦、少し切縁を短くそしてオーバージェットも全体で1mmほど少なくして
完成しました。


前回での問題点が解っていましたので後ロウ時にもクラックが発生する心配は全くありませんでした、
それよりロウ着後の適合が心配でした。


少し前歯部舌側が浮き上がりました、問題にならない量だと思います。


完成、前回よりもおとなしい感じになりました。



試適レジンよりオーバージェットが少なくなったためリップサポートも弱くなったと思われます。
患者さんの要望にそえるか心配です


切縁を短くしたこことオーバージェットも1mm少なくしたことを伝達し、スプリントを添付して発送しました。

後日セット時の様子を伺ったところ、患者さんは満足していましたが”口元の感じは家族の方に見てもらう”
との事でした。

 
      
 
Copy right by ooyama