UCLA Dentistry Center 訪問記 その3               2007.6.14


ジェーンとジェリー・ワイントローブ センター といって映画監督のジェリー・ワイントローブ氏の寄付によって運営されているBIO研究室だそうです。(左側の方、中央、右側は保母先生ではありません)

そのBIOの教室ではインプラントサーフェスの研究をなさっている日本人の多さにびっくりしました、彼らは日本の大学の援助で派遣され無給で研究開発しているようで、成果が期待されているだけに休みもとらず日々研究に没頭しているそうです。


UCLA訪問の目的でもあるImplant Prosthetics & Maxillofacial Prosthetics の Fix 部門に案内されました。
部屋は10人ほどが作業でき、整然と器機が並び明るくとても綺麗なLaboでした。
QDT2月号に論文発表された遠藤 淳吾氏も在籍されていて一緒に記念撮影となりました。
遠藤氏は山形出身で大阪トレニングセンターを経てアメリカに渡り現在7年目でAdvanced Prosthodontics Laboratory Training Programのインストラクターとして活躍中です。
当日は常勤4人のところ2人がお休みで、忙しい中4人で昼食もご一緒できロスでの生活やグリーンカード取得の難しさなど伺い、とても恐縮してしまいました。
左から Laboratory Directorの岡部 弘昭氏、Master Ceramistの遠藤 淳吾氏、Mr.Ed Bryant、Mr.Daniel Rosales、この4人でUCLAのほとんどのケースを、コントロールしているそうです。




ところで、論文の症例が特別かと思いきや、目に入っただけでも2ケース以上同じような症例が進行中でした。
上記のケースはLaboratory Directorの岡部氏の症例で、当日口腔内試適された直後の撮影でした。
大きなケースほど問題が起きたときに対処しやすいようにスクリューリテイニングが通常で、サブストラクチャーにスーパーストラクチャーを横ネジで止める方法を採用してありました。
小さなケースは目に入りませんでしたが、岡部氏の性格(堅実)からして多分スクリューリテイニングが多いと想像しました。
口腔内に装着された様子が見たいですね^_^;  いずれ書籍で拝見できると聞いていますが・・・


日本未発売のNoritake のCADCAM スキャナーがありました。
データをボストンに送るそうです、何本まで可能か聞きそびれました。(6本連結です)


The Comnons Room にて
ラボテック スクールの卒業生 梶田君(ボストンにあるカスプに勤務)が
ノリタケ 刀 CAD/CAM のデモンストレーションされたときの様子です。


上記のケースはMaster Ceramistの遠藤 淳吾氏の症例です。
疑問や質問をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、私にはこの2ケースに対する説明は全くできません。
もし岡部さんや遠藤さんがこのサイトをチェックされていたらお答えいただけるかも・・・
その前にQDT 2月号を詳細に検証してからにしましょう。



岡部さんへのインタビュー
翌日岡部さんのご好意で空港まで送っていただきました、当日は3連休の初日で予定が入っていたのではと心配しつつも前日のTAXIの二の舞を回避でき、そのうえ岡部さんの苦労話やサクセスストーリーを聞くことができとても有意義な時間でした。
氏は国際デンタルアカデミーラボテックスクールで12年間教鞭をとり、その後開業して軌道に乗るも上昇志向を抑えられず、ラボをたたみUCLAと活躍の場を求められました。
当初1年間の予定で日本に家族を残し、現地での独身生活ではとても辛いものであったろうと想像されます。
技術に国境は無いと誰もが判ってはいても言葉でコミュニケーションがとれなければ、認めてもらうことがとても難しいものです。
氏はIDA時代や開業されたLABOでも誰もが認める優秀な技術を持っていた方で、新天地での苦しさをバネにさらに磨きを掛けたからこそDr.Beumer 氏に認められ岡部氏なくして現在のUCLAのLABOは成り立たないほどになったのではないでしょうか。

今回の見学に際して Dr.John Beumer氏の承諾を取り付けていただいた岡部様と、貴重な時間を割いて快く対応していただきましたスタッフの皆様に深く感謝いたします。
また休日の朝にも係わらず空港までお送りいただき、奥様にもご迷惑をお掛けしたことお詫びいたします。

以下は岡部氏が43歳でアメリカに渡り8年間体験したサクセスストーリーを本人からお聞きして箇条書きに記したものです。
空港までの短時間で素人の私がインタビューしたもので、もし今から何かを目指す方々や若い方々に少しでも参考になれば嬉しく思います。

しっかりとした目標を持つこと
自分自身で何か行動を起こさないと、自分の未来は良い方向に何も変わらない
基礎的な知識や技術は前もって備えておくこと
力はどこでも必要である
人に頼らず自身で解決を
海外へ行くなら英語を習得しておくこと
以上は海外へ渡るか否かにかかわらず、仕事をしていく上でも、重要なことではないでしょうか。
Nobel World Conferenceの5日間よりも、正味1日足らずのUCLA訪問の方が充実してたように感じました。
多くの皆様に感謝 レポート完了

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